みなさまこんにちは。かなでInstagramでも発信していますが、先日グループホームカノンの職員研修があり、センター長森沢よりとても素敵な研修がありましたので、スライドも併せてご紹介したいと思います。
20250129カノンミーティング資料 Butterfly effect
みなさんバタフライエフェクトという言葉をきいたことはありますか?
もともとは気象学者エドワード・ローレンツが提唱したカオス理論の一部で、「ブラジルで一匹の蝶が羽ばたくと、テキサスで竜巻が起こるかもしれない」という例えが有名ですが、一つ一つの積み重ねが、思いもしない影響をもたらすという考えです。
毎日の支援の中で、日々の挨拶、会話、相談、助言、励まし などその一つ一つが時間の経過と共に利用者さんの心の支えと成長に繋がっており、私たちが思いもしないほどの力にもなっているということです。
バイスティックの7原則は、ソーシャルワークにおける基本的な対人援助の原則です。
3番目の統制された情緒的関与とは、クライアントに共感しながらも、援助者自身の感情をコントロールし、適切な支援を行うことです。
苦手なことやストレスを感じることは人により違い、それを感じた時の自分自身の感情を知り、自分の心の動き、対処法を知ることで感情のバランスを保ち、効果的な支援につながります。
関わりの中でのポイントは
・聴く姿勢を大切にする
・具体的な指示や説明を心がける
・成功体験を共有する
・本人のペースを尊重する
・視覚的サポートを活用する
これらのポイントを意識することで、相手が安心して話せる環境を作り、信頼関係を築きながら、より効果的な支援や関わりができるようになります。
みなさん聞いたことがあるかも知れませんが
「アイメッセージ」という言葉はご存知ですか?
アイメッセージ(I-message)とは、自分の気持ちや考えを「I(私)」を主語にして伝えるコミュニケーション方法です。相手を責めるのではなく、自分の感情や考えを率直に伝えることで、より良い人間関係を築くことができます。
毎日の支援が、利用者さんの未来をつくっており日々の業務や関わりの一つひとつが、利用者さんの心の支えとなり、成長につながっています。まさにバタフライエフェクトです。小さな関わりが、やがて大きな変化となって利用者さんの人生に影響を与えます。だからこそ、支援者の温かい支援が、どれほど大きな価値を持つかを忘れないでください
という支援者に向けての研修でした。読んでみていかがだったでしょうか。私自身も研修を受け日々の皆さんとの関わりや、会話の中での自分の言葉の選択など、考えることや思い直すことがたくさんありました。自分も日々いろんなことを悩み考え、利用者さんと共に成長していきたいなと思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。