グループホームと地域とのよりよい連携をめざして
地域連携推進会議を開催しました
私たちの法人では、グループホームでの暮らしをより安心で豊かなものにするために、地域とのつながりを大切にしています。
その一環として「地域連携推進会議」を開催し、グループホームカノンが地域に根ざした支援の場であり続けられるよう、地域の関係者の皆さまと意見交換を行いました。
地域連携推進会議のテーマ
今回の会議では、以下のテーマを中心に話し合いを行いました。
・精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの共有
・地域連携推進会議の趣旨の再確認
・利用者さんの暮らしと地域とのつながりをどう育てていくか
参加いただいた方々
会議には、さまざまな立場の方々に参加いただきました。
地域で活動する NPO法人の理事長
不動産業に携わる方
当法人の職員数名
それぞれの視点から、利用者さんの生活をどう支えていけるか、貴重な意見をいただきました。
会議で話し合われたこと~地域で孤立しない暮らし~
NPO法人からは、
「利用者さんを“特別な存在”ではなく、一住民として地域でどう暮らしていけるかを考えることが大切」
との助言をいただきました。
卒業後の住まいの支援
不動産業の方からは、グループホーム卒業後の住まい探しや住まい方支援について、協力の可能性をお話しいただきました。
自治会との連携
次回は地域の自治会長にもお声かけする予定です。自治会は年度ごとに交代があるため、関係性を丁寧に築きながら、地域行事への参加なども検討していきます。
ピアサポーターの参画
今後は、実際に当事者支援を経験しているピアサポーターの方々にも参加いただきたいと考えています。
利用者さんの声の反映
直接会議に参加するのは緊張が大きいかもしれません。そこで、日常の支援の中で拾い上げた声を議題に反映し、心理的安全性を大切にしていくことを確認しました。
今後に向けて
地域連携は、会議の場だけで完結するものではありません。
日々の関わりの中で生まれる小さな声やつながりを大切にしながら、地域の一員として共に歩む仕組みをつくっていきます。
私たちの目指すのは、**「地域に根ざす法人」**です。
利用者さんが安心して暮らし、次のステップへ進むための環境を、地域の皆さんと一緒につくっていきたいと思います。
まとめ
今回の地域連携推進会議では、
・利用者さんが地域で孤立しないための工夫
・卒業後の住まい支援の可能性
・自治会やピアサポーターとの協働
など、多様な意見が交わされました。
今後もグループホームカノンは、地域と共に歩む居住支援の拠点として、利用者さんが安心して生活できる地域づくりに取り組んでまいります。